第62回大会について

日本教育方法学会第62回大会は下記の日程で開催されます。

Ⅰ.大会の期日・場所・参加費
期日:2026年10月3日(土)・4日(日)
 ※大会前日企画 
 10月2日(金)13:00-15:00 大会校企画 授業研究会 @神戸大学附属小学校
場所:神戸大学
参加費:一般会員4,000円 学生会員3,000円(発表要旨集録代を含む)

1.会場案内
会場は神戸大学です。会場への経路につきましては、大会プログラムの<交通手段のご案内>をご参照ください。
公開シンポジウム・課題研究・総会は対面とオンラインでのハイフレックス形式にて、自由研究は対面とオンラインの部会に分けて開催いたします。自由研究のオンライン部会では、オンライン会議システムZoomを利用いたします。

2.参加申込
参加申込システムより9月14日(月・祝)23:59までに参加申込をしてください。
参加申込システムはこちら(8月末にオープンします)
・大会参加費(『大会発表要旨』代も含む)は、一般会員4,000円、学生会員3,000円です。当日会員(臨時会員)もこれに準じて受け付けております。
・上記の参加申込にて、大会校企画授業研究会・若手交流会への参加の事前予約を承ります。
・大会当日の参加受付も可能です。9月14日以降の参加受付は大会当日に受付手続きをしてください。ただし、人数把握・運営の関係上、大会校企画授業研究会・若手交流会は事前に申込をいただいた方のみご参加いただけます。各日の弁当予約も事前の受付のみとさせていただきます。
・公開シンポジウム「子どもの参加の権利保障を展望する ―現代におけるオラシーの理論と教育実践―」には、会員・非会員を問わず、無料でご参加いただけます。公開シンポジウムのみ参加される場合も、大会参加システム(8月下旬オープン予定)よりお申込みください。

3.昼食
 ※大会校で検討中です。

4.  若手交流会
第62回大会では若手会員の親睦と研究交流を深める機会として、1日目の休憩時間に若手交流会を開催いたします。将来の共同研究のきっかけづくりや、情報交換の場としてもお役立てください。

5.   無線LAN
 ※大会校で検討中です。

6.   託児室・授乳室
 ※大会校で検討中です。

7.  駐車場について
 ※大会校で検討中です。

8.   その他: 健康上の理由やその他の事情により何らかの配慮や対応を希望される方は、学会事務局にご相談ください。大会校とも検討のうえ、会場の設備や運営を検討いたしますが、すべてのご要望に対応できない場合があることをあらかじめご了承ください。

Ⅱ.自由研究発表
1. 発表申込要領
・SOLTI上の申込フォームに必要事項をご記入ください。
  ※SOLTIのマイページより大会発表申込モジュールに進んでいただけます
・申込締切は、6月30日(月)です。(申し込みは2026年5月29日よりオープンいたします。)
・発表者(共同研究者も含む)は、本学会会員(6月30日時点)に限ります。
※非会員の方で、62回大会での自由研究発表を申し込まれる方は先に入会手続きを終えてから申込をお願いいたします。
・発表件数については「1人1発表を原則」とし、共同研究発表の連名者に名を連ねることは1件まで可能(筆頭発表者でなく、かつ、〇はつけない)とすることが常任理事会で確認されております。
・後日の発表取消、題目変更はお避けください。
・自由研究発表部会は、対面部会とオンライン部会で発表形態を分けての開催となります。申込時点で、どちらの形式で発表を希望されるかを申込フォームにてご回答ください。
 ※第62回大会より共同研究発表に連名者として名を連ねることが1件まで可能となりました

2. 発表時間
 個人研究・共同研究発表    発表20分   質疑10分
 ※第62回大会より共同研究発表も個人研究発表と同様に発表20分・質疑10分となりました

3. 発表要旨原稿の提出
『発表要旨集録』に掲載する原稿を、8月24日(月)までに、SOLTI上の提出フォームより提出してください。システムへは7月中旬以降に登録されます。
 →発表要旨フォーマット
  発表要旨原本
  システムアップロードマニュアル

4.当日発表資料について
・対面発表の方の発表資料は、各自で必要部数をご用意の上、開始10分前までに各発表会場の発表資料置き場においてください。大会校では追加の印刷はできかねます。ご了承ください。
・オンライン発表の方の発表資料は、発表者各自でZoomのチャット機能を用いたデータ送信、および「画面共有」機能を利用した提示ができます。
・当日発表資料はSOLTIシステムにアップロードできます。大会参加者はSOLTIシステムより発表要旨および当日発表資料をダウンロードして閲覧できます。当日発表資料のSOLTIシステムへのアップロードは任意です。提出される場合は、事前にご案内のシステム(SOLTI)にアップロードしてください。

Ⅲ.シンポジウム
テーマ 子どもの参加の権利保障を展望する
 ―現代におけるオラシーの理論と教育実践―
 近年、子どもの権利条約にのっとり、その権利擁護を行うことがこども基本法にも明記されるなど、政策に一定の前進がみられる。子どもは常に自身の人生の主人公であり、様々な方法で自分の思いを発している。子どもを一人の市民として尊重し、参加の権利を保障すべく、子ども・若者に対する意見表明の機会(こども若者★いけんぷらす等)を広げることも進められている。
 しかし、機会があれば意見を表明できるわけではない。子どもが自らの思いを表現するときには、自分の思いを発することができる経験の積み重ねや、「言っても大丈夫」と思えるような仲間や教師や大人がいることが必要になる。
 本企画では、こうした問題意識のもと、英国で近年注目を集めているオラシー(Oracy)の理論と教育実践に注目する。オラシーとは、聴くこと・話すことを通じて育つ力全般を指し、参加の権利を実質的に保障し、より包摂的で公正な社会を築くために重要なものと指摘されている。
 参加者の皆様と、オラシーの射程から日本の子どもの権利保障の到達点や課題について明らかにし、今後を展望したい。
<コーディネーター・司会者>
 川地亜弥子(神戸大学)
 藤井 啓之(日本福祉大学)
<提案者>
 Neil Mercer(ケンブリッジ大学名誉教授、オラシーケンブリッジ代表)
<指定討論者>
 南浦 涼介(広島大学)
 友永 達也(神戸大学附属小学校)

Ⅳ.課題研究
課題研究Ⅰ 学校教育における生成AI利用の光と影
 ―教育利用に焦点を当てて―
 令和4年11月にChat GPTが公表されて以来、生成AIは社会の中で急速にその利用が拡大している。OECD Digital Outlook 2026では、一般用途生成AIツール使用は、学習に自動的につながるわけではなく、時に理解を妨げることもあるため、教育向け生成AIを目的にあわせて使用する必要性を指摘している。わが国でも「初等中等教育段階における生成AIの利用に関するガイドライン」が令和6年12月に改公表され、生成AIパイロットスクールでも様々な取り組みが進んでいる。
 本課題研究では、これら国内外の動向を踏まえつつ、生成AIを用いた授業や評価について、実践に関わる研究者と実践者として先進的に取り組んできておられるお三方からの提案を受け、今後教師や研究者、そして教育方法学に関わる者がどのような問いや課題意識を持ち考えていくのかという方向性を、参加者の方を交えて議論していきたい。
<コーディネーター・司会者>
 秋田喜代美(学習院大学)
 亘理 陽一(北海道大学)
<提案者>
 高橋  純 (東京学芸大学)
 宮島 衣瑛(広島大学)
 森野 宅麻(神戸市立雲雀丘中学校)

課題研究Ⅱ 教員養成改革と教師教育を問う
 ―教育課程改革や実践づくりの課題と一体的に考える―
 2025年10月25日、初等中等分科会教員養成部会が「多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を加速するための方策に関する論点整理」が示された。そこでは、免許取得に必要な単位数の見直し(削減)が、学生それぞれの強みや専門性を高めるカリキュラムの構想とともに打ち出され、教職課程の科目区分や事項の再編も伴うものとなっている。
 こうした教員養成改革は、学習指導要領改訂に向けた教育課程改革と一体的に展開している点が重要である。教師人材の質の向上と入職経路の拡幅の統一的実現を図る教員養成改革は、深い学びと多様性の包摂の統一的実現を図る教育課程改革と相似形を成す。子ども主体といった柔構造のカリキュラムや学びの実現は、その自由さを質につなげる教師の力量に依存するし、何より、疲弊し質的にも量的にも厳しい状況に置かれている学校現場で何が今必要なのかをふまえて、教員養成改革、教師教育のあり方は構想される必要がある。
 本課題研究では、教育課程改革や授業づくり・学級づくりといった実践を担う教師に必要なものという観点をふまえつつ、教員養成改革の方向性や内実を検討したい。
<コーディネーター・司会者>
 石井 英真(京都大学)
 鹿毛 雅治(慶応義塾大学)
<提案者>
 森田 真樹(立命館大学)
 樋口 裕介(福岡教育大学)
 村井 尚子(京都女子大学)

課題研究Ⅲ 資質・能力ベースの教育改革と能力主義批判
 ―学習指導要領改訂における「高次の資質・能力の育成」を問う―
 近年の教育政策では、資質・能力を基盤とする教育改革が推進されてきた。2017・18年の学習指導要領改訂に引き続き、2027・28年に予定されている次期改訂においても、基本的には資質・能力ベースを維持しながら、そこにコンセプトベースを取り入れることで、「高次の資質・能力の育成」(=「知識及び技能に関する統合的な理解」「思考力、判断力、表現力等の総合的な発揮」)が謳われている。「高次の」はブルームタキソノミーの高次の段階(分析・総合・評価)を表す語として使われてきたが、現在の改訂の議論の中では、コンピテンシーベースとコンセプトベースの両立を図る語として使われているのが特徴である。
 このような議論に対しては、「一体的育成」「一体的充実」「三位一体」といった形で矛盾・ジレンマの解消を図ることが、むしろそうした矛盾・ジレンマの不可視化をもたらすのではないかという批判がある。また、資質・能力の目標化や評価は、教科内容の習得を超えて子どもの人格的特性にまで踏み込み、「能力」による垂直的序列化だけでなく、「態度」「資質」による水平的画一化をももたらすという教育社会学からの批判もある。そして、高次の資質・能力の構造化に伴う序列化に対し、基準を問い直し学びを価値付ける「教育としての評価」への転換と生成の場作りを説く立場から対峙しようとする提案もある。
 本課題研究では、批判的教育学、教育社会学、教育方法学の対話を通じて、このような批判をどう捉え、それにどう答えていくかを考える機会を提供したい。
<コーディネーター>
 田上  哲 (九州大学)
 松下 佳代(京都芸術大学)
<司会者>
 子安  潤 (愛知教育大学名誉教授)
 冨士原紀絵(お茶の水女子大学)
<提案者>
 本田 由紀(東京大学)
 澤田  稔 (上智大学)
 田上 哲 (九州大学)
<指定討論>
 松下 佳代(京都芸術大学)

課題研究Ⅳ 少子化・多様化時代における学びの再構築
 ―通信制・学びの多様化学校と小規模校の可能性と課題―
 少子化と子どもの多様化は、日本の学校教育が長らく自明としてきた集団と学びのあり方そのものの変革を、否応なく求めている。文部科学省が定める適正規模――小中学校12〜18学級、小学校では1学年2〜3学級・1学級40人――を前提とした適正配置の施策は、多くの地域においてもはや維持不可能な状況に直面している。一方、不登校児童生徒の増加に歯止めがかからず、発達に特性がある児童生徒や、外国にルーツがある保護者や児童生徒の存在も学校現場に確実に広がっている。そのニーズに対応する形で、フリースクールや学びの多様化学校、通信制教育など学校形態も多様化している。
 児童生徒や保護者のこうした量と質の変貌を、教育方法学はどのように受け止め、その課題をどのように分析し、希望ある未来をどのように描くことができるのか。表面的には多様化しているにもかかわらず、実質的には均質化の方向に進んでいるのではないか、だからこそ包摂や社会的公正の議論を正面から考える必要があるのではないか。本課題研究では、現状の実態把握とともに、いわゆる「通常」の学校における集団づくりと学びのあり方を問い直し、学校において共に在ること/共に学ぶことの課題と可能性を探ってみたい。
<コーディネーター>
 田端 健人(宮城教育大学)
 福田 敦志(広島大学)
<司会者>
 新井 英靖(茨城大学)
 福田 敦志(広島大学)
<提案者>
 竹内  元 (宮崎大学)
 田端 健人(宮城教育大学)
<指定討論者>
 赤木 和重(神戸大学)

〇シンポジウム・課題研究の登壇者の発表題目、発表要旨原稿および当日発表資料のご提出について
・発表題目のご提出について:6月末までにSOLTIシステムよりご登録ください
  ※6月中旬までにSOLTIシステムに登録をいたします
・発表要旨原稿のご提出について
『発表要旨集録』に掲載する原稿を、8月24日(月)までに、SOLTI上の提出フォームより提出してください。6月中旬以降にSOLTIシステムに登録いたします。発表要旨原稿および当日発表資料のいずれもSOLTIシステムにご登録いただけます。大会参加者は、発表要旨原稿および当日発表資料をSOLTIシステムよりダウンロードして閲覧することが可能です。
 →発表要旨フォーマット
  発表要旨原本
  システムアップロードマニュアル
・当日発表資料について:SOLTIシステムよりアップロードいただけます

Ⅴ.会員企画セッションの募集
会員による自主・参加型の会員企画セッションを運営する時間を、大会二日目の14:30-16:00に準備しております。会員企画セッションは研究活動の活性化と会員相互の交流を促進するため、ラウンドテーブル、ワークショップ、自主シンポジウム、パネルディスカッションなど、自由な形式・内容で企画ください。開催を希望する方は、教室を確保いたしますので、6月30日(月)までに、学会 HP(SOLTI)上の申込フォームにて、必要事項をご記入のうえ、お申込みください。会員企画セッションの企画者は会員であることが条件です。
   ※SOLTIのマイページより大会発表申込モジュールに進んでいただけます


Ⅵ.プログラムの発送・『発表要旨集録』について

1.プログラムは8月下旬ごろにお送りいたします。
2.大会プログラム発送時に、大会参加要項の詳細についてご案内いたします。
3.大会への参加申し込みは事前申し込み制といたします。参加申し込みの要項を大会プログラムと共にお知らせいたします。大会当日の受付も承りますが事前申し込みにご協力ください。
4.『発表要旨集録』は大会参加の手続きを完了した方に、システムより閲覧いただけます。